ヨーグルトは獣医師が薦める便秘解消に効果がある食品です。

しかし、与え方を誤ると、体調不良を起こし、寝込んでしまう事もあります。

今回は、ヨーグルトを与える上でのメリット・デメリットについてご紹介します。

猫に乳製品を与えると下痢をします

乳製品には、乳糖(ラクトースともいう)と呼ばれる、授乳期の哺乳類に多量の糖分を与える為の成分が含まれています。

一般的な食料品店などで販売されている乳製品は、主に牛の乳汁から作られている為、猫には糖分が多過ぎてしまい、分解する酵素が足りず、下痢や消化不良を起こしてしまいます。

特に、授乳期中の子猫は乳製品による影響を受け易い為、与えてはいけません。

ヨーグルトの量はティースプーン1杯までがベスト

牛乳に含まれる乳糖が5%に対し、ヨーグルトは乳酸菌の発酵により3%まで減少されますその為、腸内を整える為には丁度良い数値と言えます。

しかし、与え過ぎてしまうと、腸へ過度な刺激を与え、下痢や消化不良の原因となります。

成猫の場合で、ティースプーン1杯を目安に与えると、適度に腸内を整える事ができます。

ヨーグルトは無糖を与えましょう

市販のヨーグルトは、無糖、加糖、フルーツ入りなど、様々な種類が販売していますが、猫にヨーグルトを与える事を目的としている場合は、必ず無糖のヨーグルトを与えましょう。

何故なら、砂糖が含まれているヨーグルトを日常的に与えると、歯のエナメル質や象牙質が溶け出し、虫歯や抜歯の原因になるためです。

また、甘いヨーグルトは肥満の原因となる為、糖尿病を発症する可能性もあります。

特に、去勢・避妊手術を済ませた猫は活動的ではなくなる為、ヨーグルトの与え過ぎで肥満になる可能性は十分に考えられます。

ヨーグルトの与え過ぎは泌尿器系に問題が出ます

猫の祖先は砂漠で生活をしており、水を自由に飲める環境にありませんでした。

その名残から、猫はあまり水を飲まない動物です。つまり、猫は泌尿器系の病気(尿路結石など)にかかり易いのです。

その為、結石の原因になるミネラルが多く含まれている食品は極力、与えてはいけません。

ところが、ヨーグルトには、ナトリウムやカルシウムなど、ミネラルが含まれています。

ヨーグルトは、少量であれば腸内環境を整える働きのある、素晴らしい食品ですが、過度な摂取は万病の元です。

ヨーグルトは猫の便臭を抑えてくれます

ヨーグルトを食べると、乳酸菌やビフィズス菌など、善玉菌の働きが活発になります。善玉菌の働きが良くなると、強烈な便臭の原因となる悪玉菌の働きを抑える為、便臭を抑える事ができます。

また、善玉菌は下痢や便秘を改善する効果も確認されています。

ヨーグルトは免疫力アップ

ヨーグルトは腸内環境を整える為、デトックス効果があります。

その為、宿便を排出する事ができる為、自然と健康的な体を手に入れる事ができます。善玉菌の量が増え、自然と免疫力をアップする事ができます。

ヨーグルトは脂肪分が多い為、肥満の猫には不向き

眠そうにしている猫ちゃん

ヨーグルトに限らず、乳製品は脂肪分が多い為、肥満傾向にある猫には不向きな食品です。

低脂肪のヨーグルトも販売されていますが、従来のヨーグルトに比べると効果が期待できない傾向があります。

その為、肥満傾向にある猫は、決して多量にヨーグルトを与えてはいけません。

ヨーグルトの与え過ぎは腸内トラブルの原因です

成猫でティースプーン1杯分のヨーグルトは、腸内環境を整えます。

しかし、沢山与えてしまうと、下痢や消化不良の原因となります。猫がヨーグルトを欲しがっても、決して多くを与えてはいけません。

与え過ぎはアレルギーの原因になります

ヨーグルトに限らず、同じ食品を大量に与えると、アレルギー反応を起こす猫がいます。アレルギーは体がその食品に含まれる成分に耐え得る許容範囲を超えた時に発症します。

その為、飼い主さんが冷蔵庫に入れ忘れたヨーグルトを猫が完食した後、アレルギー反応として、発疹や痒み、嘔吐などの症状が現れる事もあります。与えすぎは控えましょう。

便秘が続く場合には多量のヨーグルトを与えましょう

前回までは、ヨーグルトの過剰な摂取は控える事を薦めてきました。しかし、便秘が3日以上続いている場合には、ヨーグルトを多めに与えましょう。

便秘をする主な原因の1つに固くなったウンチがあげられます。

便秘が続くと、肛門付近のウンチは徐々に固くなり、ワインのコルクの様な栓になってしまいます。固くなってしまったウンチを排出する為には、腸の動きを活発にする必要があります。

そのためには、多量にヨーグルトを与え、腸を過剰に活発にし、強引に排泄を促す事が、家庭で出来る最も簡単な手段です。

しかし、方法が強引な為、日頃から快便である様、腸内を整えて下さい。

まとめ

ヨーグルトは腸内環境を整える優れた食品です。

しかし、使い方を間違えると、病気やアレルギーの原因となる食品です。与える量を気遣いながら、日々の健康を守る為に使用できると良いですね。