飼っている猫ちゃんが可愛すぎてどんな時でも一緒にいたい!と思う飼い主さんは多いと思いますが、一緒に寝ている時ちょっと臭いが気になる事ってありませんか?

「最近お風呂に入れてないからかなー?」と思って身体を匂ってもそうでもない・・・。

じゃあどこが臭いんだろう?と臭いの原因を探っていくと、「あっ、ちょっと口臭がキツイな」となった経験はありませんでしょうか。

ここでは猫ちゃんの息が臭い時にどうするべきなのか?猫の口臭対策の方法をまとめています。

ネコの臭いについて

基本的にネコは体臭があまりきつくはありません。

汚れは自分で舐めてきれいにしてしまうので、一部の毛足の長い洋ネコ以外はシャンプーの必要もありません。

しかし、口臭がひどくなると、その臭いの唾液で全身を舐めてしまうため、きつい体臭になってしまいます。

では、どういった時に口臭がきつくなるのでしょうか。

そこには、何らかの病気が隠れている場合があります。

猫の口臭に関わる病気

ここからは猫の口臭と関係している病気を挙げていきます。

そして、あわせてその病気の対策を解説していきましょう。

副鼻腔炎

体力の落ちたネコはくしゃみをしはじめます。

単なる風邪の場合もありますが、時にはウイルス性鼻気管炎などの重い病気の場合もあります。

さらに体力が落ちると鼻水くしゃみがひどくなって鼻が詰まった状態が続きます。

こうして副鼻腔炎になると鼻の中の膿が口を通して臭うようになってしまうのです。

また、口を開けたままになるので口の中に雑菌が繁殖しやすくなって余計臭いが気になってしまいます。

参考記事

猫の鼻水が延々止まらない!そんな時、どんな病気が考えられる?

副鼻腔炎対策

悪化しないよう、早めに病院に連れて行くことが肝心です。抗生剤などの投与で鼻づまりが治れば口臭もなくなります。

また、副鼻腔炎の何よりもの対策は事前の予防です。

1年に一度、ワクチンを接種することにより、鼻気管炎などの症状の重い病気にかかるのを防ぐことができます。

少々値段は高いですが、後々、病気になって苦しみ、さらに治療費もかかることを思えば、接種するのが賢明でしょう。

歯肉炎

1歳未満の赤ちゃんネコは真っ白できれいな歯をしていますが、2~3年すると歯に汚れがついてきます。

さらに汚れがたまると歯と歯茎の間に歯石が付着するのは人間と一緒です。

これがひどくなると、歯槽のうろうの状態になり、歯茎から出血したり歯が抜けてしまったりするのです。

こうして歯茎が膿んでしまうと口臭がきつくなってしまいますよね。

ヨダレの量も増えて口からだらだら垂らすようになっていきます。

こうなると、痛みから食事もうまく取れなくなり、痩せて体力が低下し、他の病気にもかかりやすくなってしまうのです。

歯肉炎対策

普段から口の中を清潔に保ってやることが最大の予防になります。

馴れているネコであれば、歯みがきをしてあげるのもいいでしょう。

歯ブラシは無理でも、指にガーゼなどの柔らかい布をまきつけ、そっと拭き取ってあげることで、汚れはずいぶん取れます。

口の中に手を入れられるのをいやがるネコには、歯を清潔に保つエサを与えるのが良いでしょう。

市販のジャーキーなど、噛むことで汚れが落ちるものもありますのでうまく活用してください。

口内炎

ドヤ顔をする猫ちゃん
歯肉炎に似た症状に口内炎があります。

口内炎は、上顎や喉の奥にただれが起きてきます。

厄介なことに、口内炎は、一度起きてしまうと完治が難しいと言われています。

ネコエイズなどの免疫力が低下したネコが発症する場合が多いからです。

これも、口臭とともにヨダレが増えてきます。

悪化すると、喉の奥が腫れてものが呑み込みにくくなって食欲が低下したり、気管がふさがって呼吸困難になったりします。

これは死に直結する非常に危険な状態です。

口内炎対策

かかってしまったら病院で抗生剤や消炎剤などの薬を処方してもらい、症状の悪化を抑えるしかありません。

また、外科的治療として、口の中に残っている歯を全部抜いてしまうという方法もあります。

こうすることで、口の中の菌が減って、炎症の進みを遅らせることができます。

ネコは噛まずに呑み込んで食べる性質なので歯を抜いても食べることには困らないそうです。

とは言うものの、全部抜いてしまうというのは少々かわいそうな気もしますよね・・・。

ネコエイズは野良猫の半数以上がキャリアだと言われています。

野良猫を拾って飼う場合は、定期的に検診を受けるのがよいと思います。(ネコエイズ発症で全てのネコが口内炎になるわけではありません。別の症状が現れる可能性もあります。)

初めから家の中で飼われているネコであれば、野良猫と接触させないことが大事です。

ケンカをすると血液を介してネコエイズに感染する危険があります。

外に出さないことが一番安全です。

その他の原因

口臭のもとになるものには他に内蔵疾患が考えられます。胃腸などの消化器官に何らかの問題がある場合、口臭となって現れます。

この場合は、その病気を治すことで口臭も消すことが出来ます。

口臭と健康の関係

このように、口臭には何らかの病気が関係している場合があります。

特に臭いがきつい場合は、病気を疑った方が良いでしょう。

病院で検診を受けると、お医者さんは口を開けて臭いの有無や炎症の有無を確かめてくれます。

普段から飼い主さんが接しているときにネコの口臭が気になれば、早めに病院で診てもらうことをおすすめします。

ひどくならないうちに病気を見つけ、対処することで長く健やかに暮らせることになるからです。

口臭の予防が健康と直結していると考えても良いでしょう。

ただし、エサを食べた直後はどんな健康なネコでも多少の口臭があります。

食後の臭いには神経質になる必要はありませんので、口臭チェックは食間にするのが望ましいです。