可愛い愛猫をブラッシングしていたら何やら白いものが・・・これってまさかフケ!?

初めてのことであれば、もしかして病気では・・?と不安になりますよね。今回はそんな”猫のフケ”について詳しく解説していきます!

猫もフケが出ることはある

可愛い猫の背中を撫でていると白いモノが目立つ・・・これってフケ?猫にもフケなんてあるの?と不安に思うことがあるかもしれません。

ですが、ズバリ言ってしまうと猫も人間と同様にフケは出ます。

人間の頭皮と同じく、猫の皮膚も新陳代謝や乾燥などで古い皮膚が剥がれ落ちたものが”フケ”となって表面に出てくるのです。

ですので、フケの量が大量でなかったり、猫に変わりがなければそこまで心配するものではありません。

皮膚病の可能性も

ただし、ただのフケではなく皮膚病にかかっているという場合もあります。

外に出る猫や免疫が落ちている猫に多くみられますが、下記の症状が出ている猫は皮膚病に罹患している可能性が高いです。

  • フケの量が大量
  • 脱毛
  • かさぶたのようなものがはがれている
  • 肌が荒れている
  • 痒がっている

このような症状が出ている場合は速やかに動物病院を受診して、治療を開始しましょう。

猫がフケを出してる場合、どんな病気が考えられる?

フケやかさぶたといった症状が出た場合、疑われる病気はいくつかあります。

下記に挙げる代表的な病気を確認し、自宅の猫に当てはまるものがあれば速やかに動物病院を受診してくださいね。

皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

皮膚に広がるカビのことで白癬(はくせん)とも呼ばれます。

感染している犬や猫との接触で移るので、多頭飼いや外に出る猫は注意が必要です。

免疫が正常な猫であれば、約2ヵ月ほどで自然治癒することもありますが、長毛種や子猫などは早めに治してあげないと長引く事も多々あるので注意してください。

治療方法 薬用シャンプーでの薬浴、抗菌薬の塗布や服用
治療期間 4週間~数か月

ツメダニ症

ツメダニ皮膚炎とも呼ばれる病気で、大量のフケやただれ、かさぶたや痒みなどが強く表れます。

皮膚糸状菌症と同じく、すでに感染している他の猫との接触で移ります。

特に子猫や若い猫が罹患しやすいとされていて、この病気は人間にも移るので、飼い主も注意が必要です。

人間に移ると強烈な痒みを引き起こしますが、症状は一時のものなので病院へ行けばすぐに快方します。

治療方法 薬用シャンプーで薬浴、薬剤スポットオン、殺ダニ薬の注射(投与)
治療期間 4週間~数か月

アレルギー性皮膚炎

目の周りや背中、お尻付近などにかけて脱毛や痒み、発疹などの症状が見られます。

細菌やダニが原因ではないので、原因となるアレルゲンを特定してあげなくてはいけません。

キャットフードや缶詰などの食事が原因であったり、ノミや花粉、ほこりなどのハウスダストが原因の場合もあります。

複数のアレルゲンを持っている猫はアトピー性皮膚炎を起こす場合もあるので注意してあげましょう。

治療方法 アレルゲンの特定とその除去、ステロイド剤やヒスタミン剤の投与
治療期間 2週間~

乾燥性皮膚炎

人間と同じで、猫も肌が酷い乾燥状態になると皮膚が荒れてかゆみやフケを引き起こします。

他の皮膚病と比べて比較的治療しやすいですが、酷くなるとただれたり脱毛が起こるので生活環境を整えてあげたり、猫が体をかかないようにする工夫が必要です。

冬場や新陳代謝が落ちる高齢の猫は特に気を付けてケアしてあげましょう。

治療方法 生活環境の見直し、湿度を一定に保つ、肌に優しいブラシでブラッシング
治療期間 2週間~8週間

多頭飼いの場合は病気の猫の隔離を行う

多頭飼いの場合は、猫が次々に感染してしまう可能性が高いので、病気の猫を隔離できるように環境を整えましょう。

病状が落ち着くまでは、他の猫との接触を避け、食事やブラシ、ベッドなども完全に分けてあげてください。

部屋を分けることが難しい場合は、柵などで猫同士が接触できない工夫をすると良いでしょう。

外の散歩を控える

外へ散歩に行く猫の場合も、病状が落ち着くまで外出を止めてあげてください。

治りかけでもすぐに感染してしまい、治療が長引く原因になります。他の猫に移してしまう恐れもあるので、完治するまでは外出させないようにしてください。

外に行けないストレスで猫が辛くなってしまわないように、沢山遊んであげる、快適な生活ができるようにしましょう。

猫のフケの予防方法

気持ちよさそうにブラッシングされる猫

フケの原因や病気を理解したところで、フケの予防方法をみていきましょう。

2,3日など短期間で改善するものではありませんが、日々のケアを続けていけば高確率でフケを抑えることが可能です。

病気ではない、通常のフケがよく出る猫の場合は下記の対処法を試してみる事をオススメします。

ブラッシング

飼い主も猫も負担がない効果的な方法がブラッシングです。

ガシガシ力を入れすぎるのではなく、優しいタッチでしっかりと全体をとかしてあげると良いでしょう。

特に長毛種の場合は毛が絡むのを防いであげられるので、丁寧に行ってください。こまめにブラッシングをしていると短毛種の猫は肌ツヤが良くなります。

ブラッシングは飼い主と猫とのコミュニケ―ションになり、マッサージ効果で血行も良くしてあげられるので一石二鳥です。1日1回はブラシをかけてあげましょう。

シャンプー

猫はキレイ好きなので、基本的には頻繁にお風呂に入れて洗わなくても良い動物です。

ただし、フケが気になる場合は2週間に1度程度シャンプーをして体を洗ってあげてください。

シャンプーも肌に優しい低刺激のもの、フケを防いでくれるタイプなど様々なものがあるので、猫に合いそうなシャンプーを選んであげましょう。

シャンプーのし過ぎは逆効果なので、気になる場合は蒸しタオルでマッサージしながら拭いてあげると効果的です。ニオイも防げてお風呂嫌いな猫にもオススメですよ。

参考記事

猫は毎日お風呂に入れるべき?猫をお風呂に入れる時のポイントについて

生活環境を整える

乾燥する季節は人も猫も肌が敏感になります。部屋の湿度を一定に保てるように加湿器を焚くようにしましょう。

空気清浄機を付けておく、こまめに掃除機をかける、猫用の布団やベッド、クッションも定期的に洗う、食事内容を見直すなど、猫にとって健康に暮らせる生活環境を整えていく必要があります。

グルーミングが過ぎる猫や、よく体をかいてしまう猫には落ち着くまでエリザベスカラーを使ってあげることも効果的ですよ。

猫の生活環境を整えると病気を防げるだけでなく、ニオイを抑えたり家が清潔に保てるなど人間にも多くのメリットがあります。

普段から猫の様子を観察しておこう

フケや病気は早期発見早期治療が何よりです。日頃から猫とコミュニケーションをとる、遊びやブラッシングを通して体調などをよく観察してあげてください。

早めに気が付ければ重症化することなく、治療期間も短く済みます。人間と猫が快適に暮らせるように色々試してみてくださいね!

猫の体質もある

どれだけケアをしても少量のフケが収まらない、しばらくするとまた出ている、という場合もあるでしょう。フケが出やすい猫もいて、体質によっては完全にフケを出ないようにすることが難しい場合もあります。

元々の体質なので、こればかりは仕方ありません。ケアの方法を変えてみる、食事や環境を少しずつ変えてみるなど、その猫にあったケアを見つけられるように、気長に続けてみましょう。

猫が負担に感じてストレスを感じ、余計にフケがでやすくなる、という可能性も大いにあります。神経質になりすぎずに、ある程度のフケが治まったらあとはゆっくりケアをする、という気持ちでいてくださいね。

猫のフケまとめ

  • 猫もフケは出る
  • そこまで大量でなければ、日頃のケアで改善することができる
  • フケと一緒に脱毛や発疹、かゆみなどの症状が表れたら皮膚病を疑う
  • 皮膚病の疑いがある場合は速やかに動物病院を受診し、検査、治療を行う
  • 飼い主と猫が快適に暮らせる環境を整える

まとめですが、人間と同様、猫にもフケがあり、大量すぎなければ特に心配することはありません。

日々、こまめなブラッシンブやシャンプー、体を拭くなどを心掛け、フケが出にくいような環境を整えてあげましょう。また、単なるフケだと思っていたら実は皮膚病である場合もあります。

大量のフケと一緒に、脱毛や痒み、ただれや発疹などがみられる場合は何らかの皮膚病に罹患している可能性があります。速やかに動物病院を受診して検査などを行ってもらいましょう。

猫のフケと皮膚病について紹介しましたが、上記で紹介している以外にも発症例の少ない奇病などにかかってしまう可能性も少ないながらも否定は出来ません。

少しでも気になることがあれば、かかりつけの動物病院を受診して、専門医に相談をする、アドバイスを受けるなどして適切な対処をしてあげてくださいね。