愛猫とのお別れは、いつやってくるかわかりません。具合が悪い期間が長く、動物病院などで余命宣告を受けていれば別ですが、事故や突然の病気などで別れを言う間もなく旅立ってしまう事だってあります。

ここでは、考えたくはないとは思いますが、突然愛描が亡くなってしまった場合にどういう行動をするべきなのか?猫ちゃんの為にお葬式をするべきなのかどうかについて解説していきましょう。

猫が亡くなったら、まずするべきこととは?

もしも猫が亡くなってしまったら、まずは人間と同様に遺体を安らかに眠れる場所においてあげましょう。

段ボール箱やいつも使用しているケージなどでも良いですが、猫が安心出来るように、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃ、毛布などをそばにおいてあげる飼い主さんが多いですし、おすすめです。

猫を安置する際には、口から液体が出てきたリ、糞尿が排出されることもありますので、ペット用シーツや新聞紙といったものを敷く事を忘れずにしてあげなましょう。

その場合は体を綺麗に拭き清めてやった上で、毛布などの上に遺体を置き、安らかに眠らせてあげてください。

前もって猫の死期がある程度わかっているという方は、ペット用の棺を購入することもできます。

また、死亡届の提出有無が気になる方がおられるかもしれませんが、猫に死亡届は不要ですので、役所にいって手続きを取る必要はありません。

猫の体が硬直する前に

猫が亡くなって数時間は、柔らかく温かい体を感じることができますが、やがて遺体は冷たくなり、硬直していきます。これは人間と同様の現象です。

もう、こうなってしまった後は、体勢を整えてやる事も目を閉じてやることもできなくなります。

体が柔らかいうちに、リラックスした姿勢にしてやり、安らかな状態にしてあげましょう。ブラッシングで毛並みを整え、生前と変わらぬ姿で旅立てるようにしてあげるのです。

亡くなった猫とは、長く一緒にはいられません

猫の遺体を安置すると、遺体の損傷が気になりますよね。そこで、遺体安置の際は多めの保冷材で猫を囲んであげましょう。夏場は損傷が早いので、特に大量の保冷剤が必要となります。

しかし、どんなに綺麗な姿に整えて、保冷剤で保冷したとしても、遺体の保管は1日、2日が限度です。亡くなった猫との最後の時間を過ごしたら、速やかにお別れの準備をするのがおすすめです。

猫のお葬式はどこに頼むべき?

いままで大切な時間を共有してきた猫を、丁重に弔ってやりたいと考えるなら、やはりきちんとしたお葬式をあげてやりたいものです。

この場合のおすすめはペット専用の葬式社。

希望に沿ったプランで愛猫を送ることができます。

悪徳業者にご注意!

猫のお葬式を行ってくれる業者は様々ですが、中にはいわゆる「悪徳業者」も存在します。

例えば、東京消費生活総合センターによりますと、インターネットからペットの葬儀を依頼した女性が、当初の契約では「5万6000円」だったにもかかわらず、焼却炉に遺体を入れた後いきなり「22万円」を請求されたケースがあります。

追加代金を払わなければ遺体を返さないと脅され、その場で15万円を支払いましたが、残金を求めて以後も執拗な脅迫電話がかかってきたとか・・・。

これと同様のトラブルが全国的に多発しています。

ペットの葬儀業者には基本的に法的な規制がありませんので、思わぬトラブルに巻き込まれない為にも、事前見積をきちんと行ってくれる業者がおすすめです。

ペット葬儀業者を選ぶ際の注意点とは?

悪徳業者の特徴としては、総額を事前に名言しません。かかった費用をあれこれと上乗せして請求してきます。

他にも、ペットの遺体を合同火葬するとしながらも産業廃棄物処理業者に引き渡し、ごみとして処理したり、不法投棄してしまうという悪質な例も見られます。

インターネットなどでペットの火葬業者を選ぶ際は、「見積もり金額が明確」であることが大前提。

一つの業者だけではなく、複数の業者から見積もりを取り、その際はきちんと書面で提示してもらうようにする事である程度のトラブルを回避する事が出来るでしょう。

また、口コミがあればそれを頼りにするのもおすすめです。ただ、出所がどこなのかも分からない口コミサイトも蔓延しているので、ネットリテラシーが問われます。

派手な広告や謳い文句にも要注意です。

イメージに騙されずに、信頼できそうな業者を選ぶ事は当然の事として、業者を決めた後にも注意が必要です。

提出された契約書を熟読し、不明な点はきちんとその場で確認するようにしてください。

また、納得するまではサインをするのは控えましょう。

葬儀後も承認していない追加オプションを提示されたり、料金を請求されても支払いは拒否します。しつこく迫られた場合は、速やかに消費者生活センターや警察などに電話で相談して下さい。

ペット葬儀社に頼むと、どんなお葬式が出来るの?

可愛い白猫

亡くなった愛猫を自宅で送る助けをしてくれる「ペット葬儀社」。

条件面で折り合いがつきそうなところがあれば、速やかに電話で内容を確認してみましょう。その際、いくつかのコースを提示されるはずです。家族や自分の都合、希望、場所に合わせて望ましいものを選びましょう。

合同葬儀とは?

ペットの葬儀は人間の葬儀とは異なり、「読経」などは基本的に行いません。

つまり、葬儀=火葬なのです。

読経は行われませんが、お線香をあげる事は出来ます。合同葬儀では、葬儀後はそのまま他所様のペットたちと一緒に火葬、つまり合同火葬という運びになります。この場合ですと、犬も猫も関係ありません。

大体何匹くらいになるのかは、日程や場所によって異なるので、気になる場合は事前に確認しましょう。

火葬に立ち会う事やお骨上げを行う事は原則出来ませんし、骨の持ち帰りもできません。(業者によっては対応してくれる所もあるかもしれませんが、

納骨が済めば、ほとんどの場合、納骨終了の旨を業者が書面にて連絡してくれます。

個別葬儀とは?

個別葬とは、ペットを一体ずつ個別火葬する火葬方法です。線香をあげた後に出棺、火葬に立ち会い、骨を拾ってあげることが出来ます。

ただし、拾えるのは大きな骨だけで、小さなものは火葬担当者が丁寧に拾ってくれます。骨壺は納骨せずに持ち帰る事も可能です。

立ち合い葬儀とは?

焼香後、ペットを一体のみで火葬します。

火葬後のお骨上げや、小さな骨から大きな骨まで全て家族の手で行うことが出来ます。こちらも骨壺を持ち帰る事は可能です。

自宅葬とは?

こちらは、火葬用の機能をもった車で自宅を訪問してもらえるプランで、簡単な葬儀から火葬までを自宅で行うことが出来ます。

お気に入りの場所で火葬を行ってあげられますし、大勢の人を集めることも可能ですので、猫にとっては慣れ親しんだ場所で旅立てるので、嬉しいかもしれません。

ただし、こちらは業者の選択により注意が必要となります。

あまり程度の良くない火葬炉を持った業者ですと、悪臭や煙によってご近所トラブルを引き起こす可能性があります。自宅葬を行うと決めたら、設備の整ったペット葬儀社を探すのがおすすめです。

どんなオプションがあるの?

ペット葬儀社のプランは大体上記の4つですが、利用者のニーズに合わせて様々なサービスを行っています。

業者を選定する際は、そうしたオプションにも注目してみましょう。

例えば、火葬の前は絶対に住職にお経をあげてほしいという方は、「読経」のオプションのある会社がおすすめです。

また、火葬後の骨をより細かくしてアルミカプセルに入れてくれるサービスや、海洋散骨に応じてくれる業者もあります。

提示されていなくても交渉次第では応じてくれる業者もありますから、相談してみてはいかがでしょうか。

気になる!猫の火葬料金は?

ペット葬儀社に愛猫を天国へ送るお手伝いをしてもらいたいけれど、気になるのは料金ですよね。葬儀社もサービス業の一つですから、行われるサービス、施設などによって料金は様々です。

ご自分の納得のいくサービス・金額を見つけるしかありません。

火葬料金は猫の重さによって変動する

火葬料金は猫の重さによって変わってきます。

子猫ですと比較的お安く済みますが、3キロを超えるほどの大猫ですと費用はかさんでしまうでしょう。

例として、2つの葬儀社を見てみたいと思います。

項目 A社 B社
合同葬 15,000円 24,840円
個別葬 26,000円 36,720円
立ち合い葬 31,000円 47,520円

自宅葬や立ち合い葬はさらに料金がアップします。

これはあくまで基本料金として考えて頂いて、ご自宅と葬儀社の距離などによって料金も変わってくるので要注意です。

同じような葬儀でも、会社によってバラつきがあるのが分かりますね。

安いから悪い、高いから良いというものではなく、雰囲気や施設等を見て、安心して猫を見送ってあげる事が出来ると思える場所を選んでくださいね。

火葬後、愛猫の遺骨をどうする?

ペットの供養方法に法律的な決まりはありません。

合同葬を行った場合はそのまま葬儀場で供養してもらうことになりますが、個別葬や立ち合い葬で見送った場合、骨は手元に残ります。

そのまま納骨堂に納めてもらうか、ペット霊園で墓地に入れてもらうといった方法があります。

こちらも当然費用がかかりますし、終わりがありませんので、無理のないプランを選びましょう。

料金の目安としては、合同供養にしてもらった場合は無料~数千円程度。火葬してもらった場所で、そのまま供養してもらいます。

納骨堂を利用する際は、年間数万円かかると考えておきましょう。納骨堂のつくりや飾りなどによって料金は変わってきます。

また、季節ごとの法要をお願いする場合はさらに料金がアップしますし、お墓に埋葬する場合はお墓の費用として10万円以上かかります。

さらに、年間維持費として別途費用が請求されます。

この他の方法としては散骨などもありますので、愛猫への気持ちと予算をじっくりと考えた上で、最良の選択をするようにしてくださいね。

まとめ

この世を去るその日まで、大切な家族の一員であった猫。

お別れするのは悲しいことですが、今まで一緒に過ごした思い出に感謝して、飼い主として精一杯のお見送りをしてあげて下さいね。